グランディスの産卵セット方法

 グランディスは基本的に土を嫌う性質があると思います。従って、腐朽の進んだ細かいマットを使用した場合、産卵行動に入ることよりも嫌がってその場を離れ様とするのではないかと考えられます。

 産卵の方法は国産オオクワガタに似ていると思われるので、アンタエウスと同じ様にマットを使用するより、バクテリア等が腐朽した粗目の粉砕木を使用した方が良い結果が得られます。産卵数は他のクワガタと比較して数が少ない様ですが、マットを使用しなければ直ぐに産卵行動を起こします。

 セットの仕方は粉砕木を水で良く洗い、ざる等で水を切り、底に小さな穴を沢山空けたプラケースに入れて、その上にシイタケ材の産卵木を埋めないで置いて下さい。材の外側に産むことが無いので、使用する産卵木は良く腐朽した特に軟らかい物を使用して下さい。皮は剥かない方が産卵木の乾燥を防げるので良いと思います。更に、ドリル等でメスが入れる位の穴を空けると産卵のきっかけに成ります。

 尚、粉砕木を洗う水は硬度の低い水を使うと効果が上がります。私はイオン交換器を通した水を大きめの容器に溜めて粉砕木と産卵木を20〜30分位漬けてから使用します。