大きさへの挑戦


2001年7月〜12月
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12月23日
 牛糞の使用について思い当たることがありましたので、ここを読んで下さい。

12月21日
 明日、22日(土)から年末年始セールを開催致します。内容は凄過ぎてお話しできません。
 ご期待下さい。

12月9日
ウエスト ベンガル カリンポン 84mmオーバー
愛知県尾西市 大津氏

2001年11月20日羽化
(10月9日蛹化 蛹の期間 42日)

11月25日に紹介したインドアンテです。
上手く計れば85mmは越すと思われます?
クワガタの飼育に初めてバクテリア等の微生物を使用して作出しました。

すばらしいと思います。

12月4日
 大型を作出しているブリーダーは、その殆どの方が若齢幼虫(1〜2齢)にマットを食べさせています。しかし、長年の経験から大きく成る方法を会得したに過ぎず、バクテリアの存在を意識しないで飼育しているところがあると感じられます。
 従って、バクテリアの存在を意識して飼育に取り入れれば、誰でも比較的容易に85mmは作出できる様に成れると思います。
 アンタエウスの遺伝的素質が見える?と良いですね。
  X○△
....
12月4日
 初めてバクテリアを利用した飼育を行ってダージリン82mmが出ましたと、先日、わざわざ報告に来てくれました。詳しく話を聞いてみると他にも80mmを期待出来る幼虫がいるそうです。
 私のお店に良く来る方で、夏前から飼育の方法についてお話しした努力が報われたと大変驚いていました。
 飼育結果から、バクテリアビンの
偶然性は完全に否定出来るところまで来ました。アンタエウスは90mmを本当に狙えるかもしれません。後は、遺伝的素質だけです!

12月4日
 いくらがんばっても遺伝的要素を越すことは出来ません。もし、これは大きく成ると感じられる時はメールにてご連絡下さい。私の希望として、あなたの幼虫を飼育したいと思います。
 大きく成れそうな虫、募集中。よろしくお願い致します。

11月26日
 バアクテリアビンが置いてある環境の”風通し”が幼虫の成長に影響します。このことは、飼育ビンに風があたることにより、内部に溜まったガス(炭酸ガスやアンモニアガス等?)が入れ替わり易いからだと推測出来ます。
 又、バクテリアビンが乾いていく方向で加水しながら飼育した幼虫の方が確実に大きく成りますので扇風機等を使用して常に風を送って下さい。
 
空気の流れが幼虫の成長に大変影響します。

11月25日
 愛知県尾西市 大津氏からの連絡でバアクテリアビンとバクテリアを応用した飼育でインドアンタエウス ウエストベンガル カリンポンが、11月13日に84mmで羽化しました。今年7月31日の最終計測では幼虫の体重が36gだったので大型は諦めていたそうです。
 9月下旬に蛹に成ったとのことなので、おそらく、ある程度の増重は有ったものの非常に縮みが少なく改めてバクテリア等の共生微生物を利用した飼育効率の良さに驚きました。
 バクテリアを利用した飼育方法が今までの常識を非常識に変えようとしています。

11月17日
 次回配送分(12月上旬)からバクテリアビンの仕様を変更します。理由は、クワガタ虫が非常に好むブナ材の割合を増やすと同時にクヌギ材から出る”アク”が菌糸の腐朽を阻害するからです。今以上の安定と効果を期待できます。

バクテリアビンの仕様
 菌糸の種類    ヒマラヤヒラタケ(変更無し
 おが粉       ブナ 70%(内20%粗目)  ナラ 20%  クヌギ 10%
 添加物       フスマ僅か(変更無し
            その他一切の添加剤は配合していません。
 バクテリア     培養器で繁殖させた好気性バクテリア(変更無し

尚、製法上の変更はありませんので、今まで通り安心してご使用できます。 

11月16日
 何頭かの入れ替えを行いましたが、体重の増減は殆ど無く安定しています。生まれてから約半年で40gを越してくる幼虫は80mmを越す確率が非常に高いのですが、いくら大きくても最終的な大きさは遺伝的要素で決まります。
 従って、最大サイズが決まっている以上、無理に大きくするのではなく、良く観察して最高の条件を与えて下さい。来年春から夏に掛けて羽化する3齢幼虫はこれからが肝心です。

11月13日
 バクテリアビンの実験として現在飼育中のシッキム、チンヒル、カトマンズ、サディア、ゲンティーン、カチン等、その他各産地の幼虫の最大体重は39〜42g位に達していますが、その全部が体重を維持するとは限りません。それぞれの個体の特徴かと思われますが、入れ替える時の状態を上手く引き継ぐことが出来なければ幼虫はかなりの速さで体重を落とします。

 私の感覚的なものですが、新しいバクテリアビンに入れる時の微妙な入れ方の違い(水分、堅さ、臭い等)
が影響しますので、幼虫の産地・種類や状態を注意して、今まで入れたあったバクテリアビンの状態を極力反映することが必要だと思います。

11月9日
 3齢中期からの入れ替えは、極力菌床を崩さない様にボトルの底まで幼虫が楽に入れる穴を空け、底の部分を解すと同時に空洞を作り、今まで入れてあったボトルの褐色の部分を適量入れて、その上に幼虫を置いて下さい。その際、霧吹き等で幼虫の体と周りをかるく湿らして下さい。幼虫の体が乾燥する事?を防げるので暴れることが少なく成ると思えます。

10月28日
 どんな物かと思いバクテリアビンで適当に飼育していた虹色クワガタが62mmで羽化しました。1頭しか飼育していなかったので大きいかどうかは何とも言えません。
 気を良くして現在は30頭位を飼育しています。

10月13日
 基本的にアンテは”土喰い”、国産オオクワは“木喰い”に成りますので、当然アンタエウスと国産オオクワではバクテリアビンの使い方が異なります。
 2齢までの育て方は同じで良いと思いますが、3齢からの育て方に違いが生じ、マットを主にした飼育では偶然を期待しなければ最大サイズを望めないと感じられます。
 つまり、菌糸とバクテリアのバランスが異なり、国産オオクワの時は菌糸がバクテリアビンを支配している期間が長くなるように調整して使用します。菌糸とバクテリアの力関係が問題に成ります。
 詳しくは、飼育結果を踏まえて後日公開したいと思います。アンタエウスと同じ様に国産オオクワガタを育てても大きく成りません。注意してください。
ここを読んでください
10月10日
 残りのネパールアンテ♂8頭の入れ替えを行い、40g以上が2頭、34g〜38gが6頭いました。入れ替えた12頭の内、体内の状態が良ければ、8頭が80mmを越えると感じられます。
 これからの飼育に注意して、遺伝的要素を最大限に伸ばしたいと思います。
10月1日
羽化不全について
 私達の実験では、蛹室の大きさと滑らかさは最適と仮定して、蛹を入れてある容器の湿気に注意して下さい。具体的に言うと蛹室は乾いている方が良いのですが、容器の中の空気が乾燥しているとかなり高い確率で羽化不全を起こします。
 実際には、プラケース等に水を少し入れて、水に浸からない様に小さめのブロック等を下に敷き、乾燥した蛹室に入った蛹をブロックの上に置いて下さい。湿気を保つ為に必ず穴の空いたビニールをケースと蓋の間に挟んで水蒸気を逃がさない様にして下さい。
 尚、オアシス等の人工蛹室を利用する時は、100円ショップ等で売っている密閉タイプのプラ容器を使用すると便利です。必ず蓋に小さな穴を空けて下さい。
10月1日
 ネパールアンテ カトマンズの入れ替えを行いました。5月2齢、7月3齢(24g〜31g)のオス13頭の内、4頭の入れ替えでしたが、40gが1頭、32〜34gが3頭いました。思ったより遺伝的要素も有る様で少し安心しました。
 他に7頭居ますので近い内に入れ替えを行います。80mmオーバーの確立が70%〜80%に成ったら凄いと思います。
 更に注意して飼育したいと思います。
9月17日
 カトマンズと山梨の選別を終えて、合計で28頭のオスが順調に育っています。しかし、オスの割合が20%〜25%位で思ったより少なく気になります。なぜなら、今までの経験では、オスの割合が多い時に超大型の出る確立が高いと思われるからです。2齢からは3ヶ月経ち、カトマンズはその殆どが30g、山梨が20gを越しているので期待は持てると思いますが思い過ごしであることを願っています。
 11月中にアンテは40g、国産は27gに成ることを期待しています。遺伝的要素が最優先されます!
9月6日
 新所沢の
プレジャーインセクトでネパールアンタエウスのコシが27gの蛹に成っています。(コシのデーターが無いのでサイズは分かりませんがダージリンなら85mmです。)
 オーナー自ら、2000年の夏からバクテリアビンの試作品を使用して数多くの飼育方法を手探りで行い、今年に入ってから量産タイプのバクテリアビンに切り替えての飼育で、その結果がようやく出始めました。

 バクテリアビンの使用方法を目の前で実演してくれますので是非ご来店下さい。
 案内地図はここをクリックして下さい。 
9月3日
 好気性のバクテリアが繁殖したマットは殆ど臭いがしません。幼虫の体内に存在するバクテリアは主に好気性のバクテリアと思われるところが有るので、嫌な臭いがする嫌気性のバクテリアを多く含んだマットは避けた方が良いと思います。飼育結果から推測した事なので、はっきり言えないところが残念です。
9月1日
 充分に育った幼虫は青味が掛かって見えます。なぜならば、幼虫の血液はヘモシアニンの銅が核になっているので青く見えるそうです。つまり、毛細血管や血液の量が多いので健康状態が良く、新陳代謝が効率よく行われている様に思えます。
 飼育結果からですが、青い若齢幼虫は大きな成虫に成ることが出来ます。どう思いますか?

参考として
 幼虫の血液はヘモシアニンの銅が核に成っています。ヘム銅は、酸素と結合すると、青白い色を呈します。人間の赤い血の色は、酸素と結合したヘム鉄の鉄の色で、昆虫や軟体動物の多くは、酸素と結合したヘム銅の銅の色が見える訳です。また、我々の静脈血管の色が青っぽいのは、二酸化炭素とヘム鉄が結合した色です。
 ヘム銅が二酸化炭素と結合した色は、薄い黄色〜黄緑色です。幼虫の状態を見る上の参考にして下さい。


(間違いが有ったので訂正しました。9月3日)
8月27日
 遺伝的な最大サイズは絶対に越せませんが、アンテの通常の大きさは、中心が77mm〜79mm位の様に思えます。
基準はあやふやですが、80mmを境にした場合、80mm以下:80mm以上=50:10位に成る感じがします。

 更に、オスの成長はメスの成長と比べて顕著に現れるので、大型作出の要件としてオスの大きさを考慮した方が大型の確立が高くなる様に思われます。
 私の個人的な意見ですが、成虫の大きさで表現すればその度合いは、オス7mmに対してメス2mm位の割合に成ると感じられます。従って、大型を希望する場合は、オスの方が大きさに対する変化率が高いので、オスの大きさを重視することになります。
 つまり、菌糸ビン飼育で75mm位のオスを使用すれば、バクテリアビン飼育で82mm位の最大値を持っていると考えられます。メスに関しては、48mmを使用してもその殆どが50mm位に揃ってしまうので気にしない方が良いと思います。
8月25日
 ドルクスクラブのメンバーの協力も得て、本格的に各産地のブリードを行っています。特に、国産にバクテリアを応用したのは今回が初めてなので期待して飼育しています。
 現在、マット飼育、菌糸ビン飼育と菌糸とバクテリアの両方を合わせた飼育の3通りを行っていますが、明らかに生きた菌糸と生きたバクテリアを利用した飼育の方が大きく成ります。菌糸とバクテリアの両方を同時に食べさせる事が超大型への近道であることを確認しました。
 国産は30gを遙かに越せる幼虫が数多く出そうです。バクテリアビンを使用した最終的な成虫の大きさは、データーが無いので分かりませんが、結果が出次第報告致します。
8月16日
 ドルクスクラブのブリーダー(二戸氏)からブータンアンテの蛹が24.6gとの報告を受けました。通常なら81mm〜82mm位の大きさは期待出来るので、羽化次第画像とサイズを掲載致します。とても楽しみです。
8月15日
 5月終わりに2齢で800ccバクテリアビンに入れたネパールアンテの幼虫73頭の内からオス13頭を確保して、1400ccに入れ替えました。
 重さは24g〜32gで可成り上手く育っていますので、10月終わりに40gを越してくることを期待しています。
7月31日

インドアンテ ダージリン

 新所沢駅近くのプレジャー・インセクトのオーナーがバクテリアビンを使用して羽化させました。初めてバクテリアビンを使用して83mmはすごいと思います。
 使用方法もかなり研究していました。負けそうです!!!







ホーペイ(福建省)
 ホーペイのことは良く分かりませんが、どう思いますか?やはり、バクテリアビンで羽化させました。
 78mm位あります。
7月25日
 バクテリアは動物性微生物の一種です。空気中から窒素を体内に取り入れてタンパク質として固定できる唯一の動物で、要するにバクテリアは全ての動物が摂取する動物性タンパク質の元と考えて下さい。

 尚、当ホームページでは、しばしば”バクテリア”という言葉が使われていますが、これはクワガタ幼虫が共生微生物として原生動物等もタンパク源として利用していると言う意味も含んでいます。つまり、共生微生物の総称として”バクテリア”という言葉を使用しているところも有ると解釈して下さい。
 つまり、当ホームページで使用している”バクテリア”という言葉は、便宜上、共生微生物全般を示していると理解して下さい。呉々も誤解の無いように承知して意味を捉えて下さい。
 よろしくお願い致します。 
7月25日
生きた菌糸の必要性について

 今までの経験から同じバクテリアビンに長く入れて育てるよりも、バクテリア等微生物の繁殖状態を見ながら多少の無駄は覚悟でバクテリア等の微生物が全ての菌糸を食べ尽くす少し前に新しいバクテリアビンに入れ替えた方が大きな成虫に成る確立が非常に高くなります。
 つまり、生きた菌床の中で生きた菌糸を食べながら増殖したバクテリア等の微生物を食べた幼虫の方が大きな成虫に成る事が出来るので、幼虫が入っているビンの中で生きた菌糸がどの様な状態で微生物に食べられているかが如何に重要であるかを意味しています。

 インドアンテ飼育の実際例として、まだ菌糸が少し残っている状態で交換しながら育てた40gの幼虫は80mmを簡単に越してきますが、手を抜いて腐朽の進んだ可成り黒くなったバクテリアビンを長く使用して育てた幼虫は40g以上有っても77mm〜78mm位で終わって仕舞う傾向が有ります。
 この事は、菌糸が生きている状態で徐々に生きた菌糸を食べながらバクテリア等の微生物に支配権が継続して移った方が幼虫の状態も遙かに良く、大きな成虫に成れると言う事を意味していると思われます。
 ただ、遺伝的な要素が優先されるので一概には言えないと思いますが、私の飼育結果としてはその傾向が強かったので最大級を狙う為には菌糸の残り具合に注意を払う必要が生じます。

 従って、単に菌糸の栄養価等を含んだ状態のマットを幼虫に食べさせるより、生きた菌糸の中で菌糸の作った生の栄養素を吸収して育ったバクテリア等の微生物を食べて同化吸収した幼虫の方が遙かに大きな成虫に成る事が出来ると思われます。マット飼育の限界はその点に有るのでは無いでしょうか?
 この事に因り、一般に使用されている添加剤やキノコの成分を只単に混ぜて幼虫に食べさせるマット飼育より、生きた菌床の中で生きた菌糸を食べながら増殖したバクテリア等の微生物を食べさせるバクテリアビン飼育の方が優れていると言う結果は否定出来ないと思います。

 クワガタ幼虫は草食動物なので多量のタンパク質補給は微生物との共生を利用するのが最高の方法だと思います。従って、タンパク源となる微生物の栄養価、つまり、微生物が食べている餌について今以上に考える必要があります。

 結論として生きた菌糸をうまく利用することにより80mmオーバーが簡単に作れるのだと感じました。
7月16日
 ヒントとして脱皮した直後に食べる餌がその年代の最終的な大きさを決定すると言えるでしょう。まだ、観察と実験が足らないので詳しく公開する事は出来ませんが、裏付けが取れ次第分かり易く発表致します。 
7月7日
 バクテリアビンで羽化させた虹色クワガタです。通常の菌糸ビンだと嫌がって入らない幼虫も順調に育ちます。初めての飼育なので、これからが楽しみです。

 又、メタリフェル等も嫌がらずに良く食べます。応用範囲は、まだまだ広がると思えます。

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